セラピストのコラム

2012年11月

随分、秋も深くなってきました。毎年、近くの公園の木々が黄色に色づいていくのを見るのは楽しいものです。
寒くなると、トイレに行くのをためらうことがあり、泌尿器系の病気である膀胱炎になりがちな女性が多くなります。頻尿、じくじくした腹痛、不快感が特徴でこの病気に一度なると再発しやすく放っておくと知らないうちに重度の腎疾患になりかねません。
顔や体がむくみやすい、目の下に黒いクマができやすい、おしりの上部、ウエストラインの下、左右2ヶ所が黒ずんでいる方は注意が必要です。処方される薬剤で治すことも肝心ですが、再発しやすい方は食生活を見直してみませんか?
江戸時代に輸入され、高価な薬として流通したセロリは尿道を浄化する作用があります。また、クランベリーにも同じ作用がある他、子宮を強くしてくれる、女性には心強い食べ物もあります。
らっきょうは1日3〜4粒摂ることで腎機能を高めます。臭いが気になる方は夕食時に食べましょう。
小豆を砂糖を入れずに水からたいたものは体のむくみ、いわゆる水毒をとってくれます。味気ないですが効果は高いと思いますので薬だと思って食べてみて下さい。
アロマセラピーのエッセンシャルオイルにも泌尿器科系に良いものがあります。代表的なものがサンダルウッドとジェニパーです。
ジェニパーは利尿剤として有効で尿路の殺菌や体液の滞留をとる効果があります。ただ、腎臓に重い障害がある場合や各種の炎症があるときは避けた方がいいと思います。
サンダルウッドは膀胱炎を治し、尿路を浄化します。特にマッサージとしてキャリアオイルに混ぜて腎臓の部位にすり込むことをお勧めします。
その他にもサイプレス、ゼラニウム、フランキンセンス、ローズ、グレープフルーツ、ユーカリ、ラベンダー、ローズマリーなどに利尿効果があります。
上手に利用してみませんか?


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