セラピストのコラム

2013年 12月

今年は猛暑の夏がひときわだったせいか秋が短かったように思います。気候の激変で気になるのは、やはり風邪ではないでしょうか。
 今回は世界の風邪対策を紹介したいと思います。
 極寒のロシアでは、成人であればウオッカを口に入れることが多いそうです。のどの消毒と血流をよくして体温を下げないようにするためだと思われます。
 イランでは生の玉ねぎを4つに切って部屋の中央に置く習慣があります。玉ねぎの匂いで部屋の空気が変わると信じられているためです。
 また、風邪をひいたときに食するのは煮込んだかぶです。かぶは大変栄養価が高く滋養にも良いとされる野菜です。体を温める効果があるので免疫力を高めることができます。
 変わった習慣があるベラルーシではすりおろしにんにくを温めたポットに入れ、注ぎ口から蒸気を吸うのです。
 ベトナムではレモングラス、ライムの葉、ミントの葉を鍋に入れて沸騰させ、鍋のふたを少しずらし蒸気浴をします。この時、毛布で鍋を囲むように覆うとさらに効果的で美容効果も期待できるのです。
 オーストラリアや南米では、ユーカリの葉を利用し、同じ方法で蒸気浴をしています。鼻のつまりや胸のつかえには抜群の効果があるようです。
 皆さんも自分にあった風邪対策をして、寒い冬を乗り切りましょう。

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